社長失格

人生の喜びは、

『名誉』、『家族』、『仕事』、『お金』、『権力』等々人それぞれの正解があるのだろうと思う。何が正解かはわからない。

しかし、それらが『自分のため』にしかならなくなった時、崩れていくと感じさせられる小説だった。

権力を得ようとし、画策して陥れる。相手とのレベルの差を見せつける。権力者の反応を伺い、自分の人生を見つめ直す。

どれも、自分のためにしか向いていない。

家族や仕事、取引先、恋人、仲間、社員、自分だけでなく、相手のために動こうという思いがないと『喜び』は感じられないだろう。

『正しく』あろうとする姿は大事。