万引き家族

本当の家族とは?
親子とは?
子育てとは?
家族を越えた絆とは?
真のつながりとは?
親てその子を生んだら親なのか?
正論は本当に正しいのか?

この問い。
正解はわからないが、私なりの思いをのべたい。

万引き家族
血縁もバラバラな人間がお金と場所を求め祖母の家に集まり家族を形成し、足らないものは父、母、子が万引きをして生きていく。
ある時、虐待を受けていた女の子が新しく加わる。

疑似家族で貧困であるがいつも楽しく、明るい家庭だった。

私は、疑似家族であるがこの家族がうらやましいと思った。血縁もバラバラであるが、確かに各々が『繋がっている』と感じた。

各々が『心の穴』を抱えていたがお互いに受容できて疑似家族でありながらも
『共同体感覚』を作れていた。

更に父と子が万引きをしその万引きしたものを家族で使う。法外でシンクロし固い絆を構築した。犯罪とまでは行かないが、父と子とで母には秘密な旅や行いをするだけで父と子が心のなかでは繋がれると思う。それは、私の家族ではなかった。法律を守りながら、ルールや道を少し外れることも大事だと感じた。それが固い絆をつくり、共同体感覚をうみだす。



真の家族、真のつながり
法律で決まった『家族』血縁で結ばれた『家族』も正しいとは思うが、それ以上に
『感情を交わらせ、時間を共有する』。『ちょっとだけルールから外れる』これが家族には必要だと思う。

私の家族は『感情を交わらせる』ことがなかった。ただ同じ時間を共有しているだけでした。ルールを遵守しずきた。

映画のなかの、虐待を受けていた女の子も元の家族では『感情を交わらせることはなく、時間を共有しているだけ』だった。

時間や法律、血縁だけが家族ではない。
痛みや苦悩、弱点、感情を絡めて少しルールから外れることで絆が生まれ本当の『家族』になると思った。

最後に映画内の『家族』が男の子と女の子が盗みを計り崩壊していく。これは、虚栄で結ばれた家族に違和感を唱えた男の子がわざと捕まった。これは、本当なのか?

私は、男の子の正論を通しただけではなく、『正しさ』(=自己犠牲の感情や行動)があったのではないかと思う。
絆で結ばれた家族を守ろうとしたのではないか。本当に正論を通したのであれば、二度と父には会わなかったと思う。


正論がいつも正しいとは思わない。本当にこどもたちが元の親のもとにもどるのが幸せなのか?答えはわからない。

まだまだ、勉強しなければいけない。


『本当の家族つながり』の重要なこと(私の考え)
感情を交わらせる(=共同体感覚)
正しさ
ちょっとルールから外れる
時間を共有する(例え疑似家族でも『つながり』があればいい)