リベンジホテル

リベンジホテル





企業物の本で、ゆとり世代の新入社員が就職難で実態を知らないまま唯一内定を得たホテルは、支配人を逃げ出す破綻寸前の老舗ホテルであり、売却をもちかける銀行に立ち向かい再建を目指す物語である。





この本には、もちろん「ビジネス」として必要な考え方が多くちりばめられていたが、その中にも良好な人間関係を築く上での重要な考え方があったと感じた。





私は人間関係、ビジネスにおいて下記の心で成り立っていると感じた。



・ホスピタリティー8つのこころ



感謝の心、誠実な心、思いやりの心、謙虚の心、忠誠心、奉仕の心





・正直に話す=誠実な心(主人公の就職フェア、就職面接での場面)



私が主人公の立場だった場合(内定が無い場合)、取り繕って大きく見せているが、正直にありのままの事を話すことで主人公は「信頼」を勝ち取った。





・お客様に選ばれる人になる=誠実な心、奉仕の心、思いやりの心



主人公がお客様に深夜カップ麺を買ってきてほしいと頼まれ、持ち場を離れ買いに行った。



ビジネスにおいては、あるまじき行為であるが、主人公の誠実な心と奉仕の心でお客様が喜ばれ、次回も君で頼むよ利用するとの言葉を頂いた。誠実な心と奉仕の心で「信頼」を勝ち取り固定客を獲得した。「出来ないことを考えるより出来る理由を考える」誠実な対応と奉仕の心を





・客を自分の人生に思い、一期一会の出会いに感謝し覚悟をもって対応する=感謝の心、思いやりの心



コーヒー店のマスターが言った言葉である。効率を求めるやり方が主流となってきた中で、一度の出会いに丹精籠ったコーヒーをつくる思いやりの心と感謝の心がお客様に浸透する。



非効率なことが色気(=魅力)になり、人を引き付ける要素になる。





・認めてもらっている人のために一生懸命働く=忠誠心、謙虚の心



主人公が犯した無茶な行動(お客様へのための)を一目ぼれした容姿端麗なオーナーから少しずつ認められ、ホテル再建のチームに加わり行動していく。どんなときも味方でいてくれる人がいれば、その人のために一生懸命動こうとする。





主人公の8つの心と若き情熱の心が職員の姿勢を変え、住人を変え、銀行を変え、ホテルが変わり再建の道筋がたって行った。





私もかくいう主人公のように今は自信もなく、やる気も見いだせないが今の職場や新しく人間関係を構築していく中で、8つの心を持って接することができれば買われるのではないかと強く感じた!今までうまくいかなかったのはこの8つの心を持てていないからうまくいかなかったのではないかと後悔もあるが先を見据えて今から変えていく!!