限りなく透明に近いブルー

痛みによって周囲から際立ち、痛みによって自分が輝く。
全く苦しみのない人生より、苦しみ抜き日々を乗り越え壁を越えていった人生の方が人として厚みができ意義深い。

主人公のリュウとリリー周りの仲間らがアパートの一室で、ヘロイン、モルヒネニブロール等の薬物を多用し、女でも暴力を振るい、セックスをする。普通では絶対にありえない日々を目の前にしリュウは感情を出さず、ただ見ているだけである。助けも止めもしない。

何もできない、変わらない日々、誰かに支配されてもどかしい。どこかでリュウは傷つき空っぽの人生を続けてきたのだろうと思う。

私も、家族からの信頼を得られず、ゆわれのない事実を認めざるをえなかった。そこから人との関係に悩み苦しみ傷つけられたこともある。心が空っぽで生きずらかった。

リュウも私も空っぽの人生を支配からの脱するために、痛みや苦しみと向き合わなければいけない。
リュウは、ガラス片を左腕に刺し、血のついたガラス片をかざした色が苦しみ向き合った結果えたものである。
少しずつ、痛みや苦しみに向き合う上で多くの価値観や考え方にふれる。今していることを着々とする!これが今私が大事にしていることだ。